かけた秋鮭を確実にフック(釣り針)について
北海道の漁港やサーフを賑わしている秋鮭釣り.
前半戦は調子が良かったものの、第2陣の群れはまだ来ていない状況です.
今年は時鮭(いわゆる3年魚)多く、来年以降の秋鮭の釣果が心配される異常な状態ですが、現在は比較的大型な4年魚が中心となってきました.
例年通り秋鮭漁の網がはいってから、釣果は芳しくない状況です.
そんななか数少ないバイトを確実に取るためのフックを年間100尾以上釣った経験を踏まえて再考察してみたいと思います.
サーモン用フックの形状と強さ
釣り針2大メーカーがまかつとオーナー針
好んで使用しているのは剛力鮭鱒(がまかつ)と、
オーナーの『サルモ』と『サーモン』.
がまフック(剛力鮭鱒)は太軸でとにかく強いことが特性です.形状はチヌ針形状でオーソドックスな釣り針です.秋鮭を釣るにあたって魚をかけてからは全く問題はありません.
欠点を上げるとすれば太軸のため刺さりが悪く、アワセは強めに入れる必要があります.また、秋鮭のアタリは弱く、咥えて離す動作を数回行ってから喰うことが多いためルアー単体で釣る場合などではアワセの際にバレやすい.
サルモ・サーモン(オーナー)は、
がまかつと比較して細軸ですが刺さりが非常に良いことが特徴です.
また、がまフックはある一定の力がかかった場合にはフック自体が折れてしまいますが、サルモ・サーモンは曲がるため、『かけた魚は取れる』のが最大の特徴です.
ただし、強さはがまフックのほうが強いので好みは分かれるところです.
強さでは
がまフック>オーナー
刺さりでは
オーナー>がまフック
という感じです.
たくさんの秋鮭を釣ってみてわかったことですが、個人的には
とにかく喰い気がない河口や漁港の秋鮭釣りでは魚をかけることが重要であるため、細軸でスパッと刺さるオーナー針を使用するのが現在のところBettterに思えます.また、サルモ・サーモンは負荷に対してフックが折れずに曲がるため、曲がったとしても魚を捕ることができるので、フックが弱っている場合にもなんとか上げることができるのも大きな特徴です.
ですが、がまかつもオーナーもどちらも良いフックではありますので、実際に釣る際には特徴を理解していればそこまでの差はないと思いますが、釣法とくにルアー単体で釣る場合で、小さなバイトを確実にモノにするシビアな釣りでは差がでるように感じます.したがってどちらか一方を選べと言われれば、今はオーナー針を選ぶことが結論です.
比較したフック
ルアーではあまり大きくない1/0や2/0
15〜20号くらいのサイズが最近使用してます.
剛力鮭鱒(がまかつ)
サルモ・サーモン(オーナー)