ペコむすのブログ  

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渓流釣りを科学する 〜魚の習性をを理解して釣果UP〜

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魚の習性を科学してより一層釣果を上げる

どーもペコむすです.今回は長編力作です.

ネイティブにおける魚の 視覚・聴覚・味覚・嗅覚そして野生の勘の五感を科学し、知識を整理し、今まで見よう見まねで釣っていたネイティブトラウトの行動習性を科学的に理解することができれば釣果UP間違い無し!!

ということで、今回は魚の習性について科学的に検証します.

 

魚の視覚について

f:id:pecomus1110:20170719162905p:plain魚の視力は淡水魚のブラックバスブルーギルで0.1程度、海産魚の真鯛やマハタで0.2程、釣ることのできる魚で最も視力が良いマグロで0.5程度と言われています.しかしながら、これは人間の視力に当てはめたものであり、魚の眼はカメラのレンズで言うとわかりやすいと思いますが、近視でも遠視でもない『魚眼レンズ』のような見え方をしています.したがって、魚は人よりもはるかに広い視野を持っており、水中から陸の方をよく見えています.見える魚はつれないと昔からいわれているのはこのためです.人間が見えるということは当然、魚もこっちがみえているということになります.

 

 

 

・魚の形状識別能力 

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大小色形さまざまなルアーが販売されていますが、よく釣れるルアーや釣れないルアーなどお気に入りのルアーがあると思います.ベテランアングラーになればなるほど気象条件や場所によってルアーチェンジし釣果を上げる方が多いです.これは魚に形状識別能力が備わっており、かなり詳細な図形識別能力があることがわかっています.形状によって釣れるルアーが存在するのはそのためです.

また、一説によるとラインも0.1号のナイロンラインまで識別できる魚もいるといわれています.細いラインのほうが釣れるのはこのためです.対象魚やラインの角度によっても変わってくると思いますので一概には言えませんが....

 

 

・色の識別能力

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魚はかつて色盲と認識されていましたが、そうではないことが最近の研究で明らかになりました.さらに、色を認識する視細胞は人より多い4種類であり、人が見ることが出来ない紫外線を識別できることがわかってきました.したがって、魚はひとより色に対する感受性が高く、よりカラフルな世界で水中で生活していると言えるでしょう.色で釣果が変わってくるのはこのためです.

基本的に赤によく反応するのは変わりないといわれていますが、河川の水の色や気象条件によって色が変化するため、状況に応じて色を選択するのが最も釣果が上がるのは言うまでもありません.

 

 

魚の嗅覚と食欲 〜満腹はいつどのくらいの量か?〜

魚の鼻は人間と違い、呼吸とは全く関係のない匂いを感知すためだけの器官です.魚の嗅覚はその魚種にもよりますが、比較的よく、目的は餌を追い求めるためについています(当然ですが….)

人間同様に体を作る構成要素のアミノ酸に良く反応します.オキアミなど撒き餌の配合量は企業秘密が多く、なかなか一般の釣り人には公開されていませんが、にんにくなどにもよく反応し、かなり薄い濃度のにんにく汁も識別できるということがわかっています.また、いか油が昔より魚集効果があるこが知られており、一部の地域では禁止されているくらい強烈な魚集効果があります.

一方で、魚が嫌うアミノ酸はセリンであり、人の手や赤潮などに多く含まれていることから、素手でルアーや餌など扱うのは辞めておいたほうが良さそうです.

結論;魚はアミノ酸グルタミン酸など)や臭いによって誘導されています

 

・魚の食欲

人間が満腹感を得るのは胃の拡張が迷走神経を伝わって脳で満腹感を感じる.魚はどうなのか?満腹中枢があるのかないのか魚種によっても違うと推測されるが、魚の消化系は人間に対して極端に短い.したがって、消化の時間も短く2時間程度で胃の内容量が6割程度になると言われ、満腹になった後2時間で捕食再開する.一方で渓流ではどうだろうか?海と比較して渓流では餌の絶対数は少ない.満腹になるまで餌となる虫や小魚などおべられることは難しいのではないのだろうか?すなわち、渓流では常に餌を探しており、満腹であることは少ないため、お腹がいっぱいで餌を喰わないということは稀である.

 

・生餌と疑似餌

言うまでもなく最も魚が釣れるのは、生餌です.

渓流では、ミミズ、ブドウ虫やヤナギ虫などがよく釣れる生餌ですが、釣り堀において放流したてや、一番乗りの場合はじめはよく釣れますがそのうち釣れなくなります.様々な要因が考えられますが、この場合は魚が餌に慣れてしまった(スレてしまった)要因です.このように擦れた魚を釣るのは難しく、はじめは食い気がありますが、そのうち釣れなくなるので違う餌をローテーションさせながら釣ります.

一方で、疑似餌はどうでしょう?

疑似餌と言っても大きく分けてルアーとフライがあります.ルアーのコンセプトは魚に興味を持たせて釣るフライは水中虫に似せた疑似餌で釣るというまったく違った手法の疑似餌です.(一部フロッグやセミルアーなど違いはあります)これもその時の状況によって釣果がまるで違うのでいろいろ釣り場で試しても最も釣れる釣法を選びながら選択する必要があります.

ルアーにしてもフライしにしても視覚で釣るのが一般的ですので(ルアーのワームではニオイをプラスできますのでほぼエサ釣りでしょう)嗅覚と視覚のハイブリッドさせた生餌が最も釣る確率が高い釣法といえます.

しかしながら、ルアーが生餌より釣れたりフライが独壇場になったりする場合もあるので一概には言えない場合もあります.勘所はその場所、水量、気象状況などに合わせた釣法を選択するのが重要なのは言うまでもありません....

 

 

色に対する趣向性  魚は色盲?  

メジナ・マアジ等の場合

自然色>黄色>赤=黒>緑>青

であるが、背景色を変えると変わってくるとの報告もあるので、一概にはこれという色はないが、赤を好むというのは実験してみるとそうでもないようだ.多くのアングラーが赤をはじめに持ってくるので釣れることが多いというのが科学的である.

実際の釣り場では、水の色や気象状況によって色が変化するため、自然色をベースに選択していくことが重要です.

 

 

ルアーが魚を惹き付ける科学

フライフィッシングは虫に見せかけて釣れることは誰でも理解ができるが、ルアーが魚を惹きつけて釣れるのは何故だろうか?

ミノーは小魚に似せた形状でいかにも小魚のように泳がせることで魚食性がある魚を釣る.スプーンも同じように小魚に見えるのだろうか?

いわゆるこれらのハードルアーは生きている小魚に見せかけて釣るのが醍醐味だと思う.ルアーの良し悪しだけではなく、アングラーのテクニックによっていかにも生きている動きに見せるのが渓流においても重要となる.

一方でスピナーはなぜ釣れるのだろうか?僕の中では渓流では最も釣れると思う.

スピナーは波動を作り出しその波動が水を伝わって魚を惹き付ける.だから惹き付ける能力は最も高く、バラしてしまった場合は魚の警戒心を煽り釣ることは難しくなってしまうのではないだろう?

ルアーでネイティブトラウトを釣る場合は大概、1回目多くても3投目までが勝負である.ほかにワームやフロッグ・セミなどソフトルアーもある.真夏などカエルがたくさんいる時期はフロッグが効くし、セミが鳴いている時期はセミが効く場合もある.ワームは餌に限りなく近く渓流においては環境破壊のため禁止となっている場合もあるので注意が必要.

 

渓流で魚のいつく場所

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渓流の場合基本的に川虫を食べていることが多いので、上流より流れてくる餌を狙っている.したがって魚は上流を見ている.さらに魚がいつきやすい場所は餌が豊富にある場所が大半である.

大抵の場合は流れ込みやプールになっている場所が大量に餌が流れ込んでいるので、魚が溜まっている場合も多い.

これを捜すのが渓流釣りの醍醐味であるが、活性が高い時期は流れの早い瀬や、流れの早い水深がある場所に意外に大物が潜んでいる場合もあるので、そこも楽しみである.また、魚種によって魚がいつく場所も違う.例えばヤマメは瀬に付く場合が多いし、イワナなどは水深がある遅い流れ、ニジマスは深い流れなど水温や気象状況にもよるが、エサ釣りでも疑似餌で釣ることにしても魚は餌を探し回っているので餌が流れ込んでくるポイントを見つけることが釣果を上げる第一歩となる.

 

ネイティブトラウトの釣れやすさ

同じ種類の魚体でも各々警戒心が異なり、釣れやすい魚と釣れにくい魚が存在する.

水槽で餌付けをする際にも大きな魚体であればあるほど餌付けされにくく3ヶ月以上も餌を食わない個体もあるそうです.すなわち警戒心が強い釣れにくい魚がおり大きな魚体ほど釣れにくい特性を持っています.大きな魚を釣りたいのであれば警戒されないよう川には入らず隠れてキャスティングしたほうが釣果は上がります.また、朝マズメ夕マズメが圧倒的に釣りやすいです.釣れやすい魚と連れにくい魚の実験ではフッキングの回数に連れて魚は擦れて釣れなくなっていきますが、その中でもまったく釣れない個体もいるそうです.野生で生き残っていくためにはそういう個体が大きく成長しランカーになるのでしょう.

 

ネイティブトラウトのフッキング

僕は勘違いしていましたが、魚が餌や疑似餌を喰う際、かぶりつくのではなく水ごと吸い込んで捕食します.釣り針に関してもトラウトの場合、釣具屋さんで売っているのはJ型のチヌ針やトラウト専用のフックがほとんどです.僕は好んでチヌ針を用いていましたが、より科学的に釣る研究結果が発表されています.

その研究ではC型の針(サークルフック)が最も多く釣れ、より飲み込みづらいためリリース後の魚の死亡率が優位に少ないという報告が散見されます.

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BULLETIN OF MARINE SCIENCE. 88(3):667–679. 2012 h p://dx.doi.org/10.5343/bms.2011.1055 より引用

日本ではまだ使用頻度は少ないですが、ゲームフィッシングの本場アメリカではだいぶC型のフックに変わってきている状況です.

 これはおそらくJ型の針では魚が吸い込んだとき刺さるので違和感を感じて吐き出してしまう(いわゆるバラシ)特徴があるのでC型の針では咥えたら刺さってしまうので有利な結果と推測されますが、日本ではC型の釣り針はなかなかみませんが、サークルフックとしてムネリムツ針の形状が近いです.

フックの形状とキャッチアンドリリース時の死亡率に関して

世界的な潮流については次回さらに掘り下げて書こうかと思います.

 

長々と魚の習性について勉強したことを実体験に基づいて書きました.

魚の習性を理解するのも大事ですが、もっとも重要なのは魚がいる場所を見つけることです.

 

 

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